毎月100万円のポッドキャスト制作費をゲットする方法
人気Youtuberエマ・チェンバレンとSpotify「独占配信」契約から見るトレンド
こんにちは、くろますおです。
このメルマガNEXT NOWでは、「”次”のトレンドを”今”学ぶ」をテーマに、海外の最新情報を発信しています。
前回から「音声配信で稼いでいる個人クリエイター」 にスポットをあてて記事を書いています。
ギャルの話が好評だったので、今回もギャルの話をします。
音声配信で稼ぎたい、個人で稼ぎたいクリエイターのインスピレーションになればうれしいです。
それではどうぞ。
💡本日のサマリー
業界リーダーSpotifyのバラマキ戦略がすさまじい
人気ポッドキャスターを囲うことで「独占配信」路線をゆく
これは映像分野でNetflixが取っている戦略と同じ
コンテンツの奪い合いが起こっている
日本の音声市場でもSpotifyがアツイ
📚本日のトピック
人気Youtuberエマ・チェンバレンとSpotify「独占配信」契約の衝撃
エマ・チェンバレンってだれ？
anything goesってどんな番組？
マーケットリーダーSpotifyの「ネトフリ化」
独占契約の収益モデル
毎月100万円のポッドキャスト製作費をゲットする方法
⚡人気Youtuberエマ・チェンバレンとSpotify「独占配信」契約の衝撃
今回は人気Youtuberエマ・チェンバレンのポッドキャスト「anything goes」を取り上げます。
2022年11月、業界を揺るがすニュースが出ました。
Creator Emma Chamberlain inks exclusive Spotify podcast deal
クリエイターのエマ・チェンバレンがSpotifyポッドキャストと独占契約を結ぶ
ニュースの内容はこんな感じ。
Spotifyとの複数年契約
2023年からスタート
過去放送回も含め、すべてのエピソードはSpotifyでのみ独占配信
1分ほどのこちらのビデオをぜひ見てください。
めっちゃ制作費使ってそう！
ということで、今日はこのニュースと絡めて、音声配信のリーダーSpotifyの「バラマキ」戦略について分析。
「わたしなんて、人気Youtuberじゃないし、今回の話は関係ないわ・・・」
そう思ったそこのあなた！
この記事の後半で、日本の音声配信クリエイターにもフォーカスしてます。
ぜひ最後まで読んでくれるとうれしいです。
👗エマ・チェンバレンってだれ？
アメリカを代表するYoutuberであり、インフルエンサーのエマ・チェンバレン。
現在21才のエマの出身は西海岸カリフォルニア。
彼女のユーチューブチャンネルは2017年に開設され、フォロワー数は1,200万人。
また、自身が大好きなコーヒー事業を展開、最近VCから700万ドル(約10億円)規模の資金調達も成功させています。
やべぇ・・・
💄anything goesってどんな番組？
2020年にスタートした番組。
21才の彼女がカジュアルに話していくのが印象的で、トピックは交友関係から料理まで、幅広くカバーしています。
コンセプトは「ベッドの上から・カジュアルに・飾らない」放送。
「ありのままの自分でいよう！」的なメッセージを発信しています。
ターゲットリスナー
彼女が圧倒的な支持を得ているティーンエイジャー(10代の女性)。
10-20代がおちいりがちな、「周りと一緒じゃないといけない」「○○でないといけない」というような社会的プレッシャーなんかクソくらえ的な内容がグサグサ刺さります。
番組概要
🎬マーケットリーダーSpotifyの「ネトフリ化」
エマの番組だけでなく、じつは最近Spotifyの「独占放送」が増えています。
海外だと、Alex Cooper（Call Her Daddy）やJoe Rogan（The Joe Rogan Experience）なども有名。
これ、Netflixの「独占配信」モデルに似てませんか？
世界で流行った「イカゲーム」や最近人気の相撲ドラマの「サンクチュアリ」なんかも独占ですよね。
このように、業界リーダーであるSpotifyも潤沢な資金を使って、人気のクリエイターを囲う動きが最近活発になってきています。
🤑収益モデル
Spotifyとの複数年にわたる契約ということなので、当然①契約金および②ライセンス料はエマに入っているはず。
これらに関しては、具体的な金額は明らかにされていないのでわかりません。
また、Spotify側にも独占契約のメリットはあり、以下の収入の一部を独占的に受け取る契約になっていると思われます。
広告とスポンサーシップ
リスナーからの投げ銭:
サブスクリプション: 特にSpotifyはサブスクによって、広告なしで聴くことができるようになります。
さて、ここまでが人気インフルエンサーであるエマの番組に関する内容。
「自分には関係ないや～」と思っているそこのあなた。
実は日本でも「独占契約」は着々と進んでいます。
🛩毎月100万円のポッドキャスト製作費をゲットする方法
Spotifyジャパンが提供する「クリエイター・サポート・プログラム」がそれにあたります。
クリエイター・サポート・プログラムとは
2021年にスタート
日本国内の音声コンテンツクリエイターの制作をサポート、音声で食っていけることを後押しする目的
2022年には1億円を使いで「バラまく」ことを決定
対象クリエイターの番組に月額3～100万円までの制作費を提供
現在までに、3回の募集・決定があり、計34組の「独占配信」が行われている
などなど。
こちらが詳細。
例えば、第2弾で決定した11組の番組はここから聴けます。
毎月100万円あればかなりいい作品創れそう
まず、生活費の心配をせず、ポッドキャストにフルコミットできますよね。
その安心感はデカい。
あとは例えば、毎月海外の奥地を訪ねてそこから現地の声をお届けする「トラベル番組」にしたりとか、番組制作費としてスケールの大きなこともできそう。
音声配信は、スマホ1つで簡単に始められるコンテンツです。
とはいえ、それなりの機材やもろもろ諸経費などを使って、ガッツリ制作する文化っていうのが日本にあってもいい。
22年度の募集対象(すでに終了)
Spotifyが提供する音声配信プラットフォーム「Anchor」で番組を配信し、5,000人以上のリスナーを持つクリエイター
またはソーシャルメディアで5,000人以上のフォロワーを持つクリエイター
特に2つ目の条件。
つまり、TwitterやインスタなどのSNSで5,000フォロワー以上いればOK。
意外といけるや～ん！と思いませんか？
23年度の募集はまだ
尚、2023年6月現在、23年度の募集はまだアナウンスされていません。
23年もやると書かれていたので、興味がある方はぜひ、Spotifyジャパンからのアナウンスを待ちましょう。
ぼくも「くろますおのNEXT NOW in Spotify」を目指して応募しますよ(笑)
Voicyとの二股はOKなのか・・・？
ということで、今回の分析は以上です。
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